その歯磨き合ってる?その② 4〜5歳のお子さま編

今回は、大切なお子さまの乳歯がはえ揃った「4〜5歳のお子さまの歯磨きのポイント」をお伝えしていきます。
乳歯は永久歯に比べて歯質がやわらかく、エナメル質も薄いため虫歯になりやすく進行も早いので、大人よりもより予防が大切です。「乳歯は虫歯になっても生え変わるから大丈夫…」という誤った情報を鵜呑みにせず、大切なお子さまの乳歯をしっかり守ってあげてください。

4〜5歳のお子さまの歯磨きポイント

乳歯がはえ揃い自分でも磨ける時期

乳歯がはえ揃ったこの時期は、永久歯への生え変わりの準備が始まる大切な時期です。この時期の適切な歯磨き習慣が、その後のお口の健康に大きく影響します。
親御さんは、無理やり歯磨きを強要せずに、楽しい時間にする努力をしてあげてください。

楽しい時間にするコツ

・お子さまが楽しく自分で歯磨きができるように、お子様の好きな歯ブラシを選んであげてください。
・お子さま自身の歯磨きの精度は気にせず、仕上げ磨きでしっかり磨けるよう、仕上げ用の歯ブラシを用意してください。
・保育園や幼稚園へ通っているお子さまは、園でやっている方法などで自分で楽しく歯磨きすることに慣れさせてあげてください。

適切な歯ブラシの選び方

・仕上げ磨きの歯ブラシは、お子さまが嫌がらないように、また歯茎を傷つけないためにもコンパクトなヘッドと柔らかい毛先の物を選びましょう。
・歯ブラシの毛先が広がってきたら、汚れを効果的に落とすことができなくなるため、早めに新しい歯ブラシに交換しましょう。歯ブラシは1〜2ヶ月に1度の頻度で交換することをオススメします。

フッ素入り歯磨き粉の使用

フッ素は歯を強化し、虫歯予防に効果的です。フッ素濃度は 500〜1,000ppm程度のものをオススメします。お子さんが嫌がらないフレーバーの歯磨き粉を選ぶのも良いでしょう。
・チェックアップ ジェルタイプ ピーチ・グレープ・レモンティー 950ppm F(使用目安5mm程度)
・チェックアップ コドモ 950ppm F(使用目安5mm程度)

正しい歯磨きの方法

  • 歯ブラシの持ち方:鉛筆を持つように軽く握らせます。
  • 磨く順番:奥歯から前歯へと、内側と外側を丁寧に磨きます。
  • 磨き方:小刻みに動かし優しくブラッシングし、歯と歯茎の境目も忘れずに磨きましょう。
  • 仕上げ磨き:最後に親御さんがチェックし、見逃した部分を磨いてあげることで完璧な仕上がりにします。

食事後の歯磨き習慣

食後30分以内に歯を磨くことで、食べかすやプラークを効果的に除去することができます。
特に夜寝る前の歯磨きは、虫歯予防にとても重要です。おやつを食べた後も、できるだけ歯を磨く習慣をつけるよう心がけましょう。歯磨きの時間は2分間を目安しましょう。

定期的な歯科検診

定期的な歯科検診は、歯の健康を守るために欠かせません。
家庭では見逃しがちな虫歯や異常の早期発見に役立ちます。お子さまの大切な歯を削ってしまう前に、歯医者さんでしっかり診てもらいましょう。
また、お口のプロの歯科医師や歯科衛生士さんからアドバイスをもらうこともメリットです。

まとめ

4歳から5歳の乳歯がはえ揃う時期は、お子さまの歯磨き習慣をしっかりと確立するための大切な時期です。適切な歯ブラシと歯磨き粉を選び、正しい磨き方を教えながら、歯磨きすることを習慣化しましょう。また、歯磨きを楽しい時間にする工夫を取り入れ、定期的な歯科検診を欠かさず行うことで、お子さまの歯の健康を守りましょう。

親御さんのサポートが、お子さまの健やかな成長と健康な歯を育む鍵となります。家族全員で笑顔あふれる毎日を過ごせるよう、歯磨きを大切にしましょう

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専門のスタッフが一人一人に合わせたケアを提供し、皆様の口内健康をサポートいたします。

この記事がお役に立てれば幸いです。美しい笑顔と健康な毎日を目指して、適切なオーラルケアを心がけましょう。

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