お子さまが自分で歯磨きができてくる「6〜12歳のお子様」の親御さんで、お子様のお口がちょっと匂うなぁとか、歯がちょっと汚れてるなとか、仕上げ磨きの時に血が出るなと感じたことはないでしょうか?
このような症状は歯周病の可能性があります。今回の記事は、お子様の歯周病のリスク、その影響、予防方法について詳しく解説します。

子供の歯周病とは
歯周病は、歯を支える組織が炎症を起こす病気です。多くの人々が成人になるまで歯周病の心配をしないかもしれませんが、子供たちも歯周病になるリスクがあります。子供の歯周病は主に「歯肉炎」として現れ、これは歯肉の軽度の炎症であり、適切なケアを怠ると深刻な歯周病へと進行する可能性があります。

子供における歯周病の原因
お子様の歯周病の主な原因は、不適切な口腔衛生です。
以下のような要因が、子供の歯周病のリスクを高めます。
不十分な歯磨き
毎日の歯磨きが不十分で、プラークが歯や歯肉に蓄積します。

フロス・歯間ブラシの使用不足
フロスを使われる方は少ないと思いますが、毎日ではなくても1週間毎に使うなど、定期的に使用しないと歯と歯の間のプラークが取り除かれません。

糖分の摂取過多
食事や間食での糖分の過多な摂取が、プラーク形成を促進します。

子供の歯周病の兆候
お子様の歯周病を早期に発見するためには、以下の症状に注意が必要です。
歯肉の腫れや赤み
歯磨き時の出血
慢性的な口臭
歯肉の後退
これらの兆候が見られた場合は、速やかに歯医者さんに相談することが重要です。
子供の歯周病の予防と治療
適切な歯磨き
お子様が正しい方法で毎日少なくとも2回、朝と夜に歯を磨くことが重要です。小さな子供には、親御さんが仕上げ磨きをしてあげて、正しく楽しくブラッシングを行なってください。
正しい歯磨きはの方法はこちらを参考にしてください。

フロス・歯間ブラシの導入
歯と歯の間の清掃は歯ブラシでは届きにくいので、フロスや歯間ブラシ使って、歯と歯の間の汚れや歯と歯茎の間のプラークの除去を行なってください。

定期的な歯科検診
お子様は成長に伴いお口の中が日々変化します。定期的に歯科検診を受けて、衛生士さんによるプロフェッショナルな清掃と、先生による検診により、早期発見早期治療によってお子様の歯を守って上げてください。

バランスの取れた食事
砂糖の摂取を控え、果物、野菜、全粒穀物を含むバランスの取れた食事を心掛けることが、歯周病の予防に役立ちます。しかし現代の日本でスナック菓子や外食やコンビニでの食生活を避けることは難しいと思いますので、食後の歯磨きとケアを親御さんが十分に気をつけてあげてください。

まとめ
お子様の歯周病は、早期発見と予防が可能です。親御さんが積極的にお子様の口腔衛生を管理し、定期的に歯科検診を受けることで、お子様の歯と全体的な健康を守ることができます。

ご相談は弘部歯科まで
何か気になる症状があれば、弘部歯科へのご相談をお待ちしております。
プロフェッショナルなケアにより、お子様の健康な笑顔を保つお手伝いをさせていただきます。
この記事がお役に立てれば幸いです。美しい笑顔と健康な毎日を目指して、適切なオーラルケアを心がけましょう。