歯医者は電動歯ブラシを使わない!って本当?

    「歯医者は電動歯ブラシを使わない」という話を耳にすることがあります。しかし、これは本当なのでしょうか?

    実は、歯科医師や歯科衛生士の中にも電動歯ブラシを愛用している人は多くいます。ただし、手磨きにこだわる歯科医がいるのも事実です。本記事では、その理由や電動歯ブラシのメリット・デメリットを詳しく解説します。

    電動歯ブラシを使わない歯医者がいる理由

    電動歯ブラシを使わない歯科医がいる理由には、以下のようなものがあります。

    ① 手磨きの技術に自信がある

    歯科医師や歯科衛生士は、専門的な知識と技術を持っているため、正しいブラッシング方法を熟知しています。そのため、あえて電動歯ブラシに頼らなくても、自分自身で十分なケアができるという考え方があるのです。

    ② 患者様の歯並びや磨き方を重視

    患者さんの口腔状態は一人ひとり異なります。例えば、歯並びが複雑な方や、手の力が弱い高齢者・子どもには電動歯ブラシが有効ですが、正しい手磨きができる人にとっては必ずしも必要ではない場合があります。

    ③ 適切な使用ができないと効果が半減

    電動歯ブラシは便利ですが、正しい使い方をしなければ効果が出にくいです。例えば、力を入れすぎたり、同じ場所に長時間当て続けたりすると、かえって歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

    電動歯ブラシのメリットとデメリット

    電動歯ブラシには多くのメリットがありますが、一方で注意点もあります。

    【メリット】

    • 磨き残しが少ない:毎分数千回~数万回の振動・回転で、手磨きよりも効率よく歯垢を除去。
    • 力を入れなくても磨ける:特に手の力が弱い高齢者や子どもに適している。
    • 一定のリズムで磨ける:タイマー機能がついているモデルが多く、適切な磨き時間を保ちやすい。

    【デメリット】

    • コストがかかる:本体や替えブラシの価格が高め。
    • 使い方を間違えると逆効果:力を入れすぎると歯や歯茎を傷めることがある。
    • 充電が必要:外出時や旅行時に不便な場合がある。

    電動歯ブラシはどんな人におすすめ?

    電動歯ブラシは、以下のような方に特におすすめです。

    手磨きが苦手な方

    特にお子様や高齢者

    矯正治療中の方

    ワイヤーやブラケットの周りの清掃がしやすい

    歯周病の予防をしたい方

    歯垢を効率よく除去できる

    手の力が弱い方

    握力が弱く、手磨きが難しい方

    歯科医が推奨する正しい歯磨きのポイント

    電動歯ブラシを使うにせよ、手磨きをするにせよ、正しい磨き方が大切です。歯科医が推奨するブラッシングのポイントを押さえましょう

    【正しいブラッシングのポイント】

    1回の磨きで2~3分を目安にする

    1. 歯ブラシを軽く当てる(力を入れすぎない)
    2. 歯と歯茎の境目を意識する
    3. 1回の磨きで2~3分を目安にする
    4. 歯間ブラシやフロスを併用する(歯ブラシだけでは届かない部分をカバー)

    まとめ

    電動歯ブラシは歯医者も使うが、適材適所!

    「歯医者は電動歯ブラシを使わない」という噂は一部正しいですが、それは専門的な技術を持っているからこその選択肢です。実際には、多くの歯科医が電動歯ブラシを推奨しており、正しい使い方をすれば手磨きよりも効果的な場合もあります。

    手磨きに自信がない方、矯正中の方、高齢者には特におすすめ!
    正しい使い方をマスターすることで効果を最大化!
    電動歯ブラシと手磨きを併用するのも一つの方法!

    あなたに合った歯磨き方法を見つけ、毎日の口腔ケアをより効果的にしましょう!
    電動歯ブラシの正しい使い方や、個別の相談が必要な方は、弘部歯科クリニックにご相談ください。
    大阪市で法人医院の分院長を経て、経験豊富な院長が、患者様のお悩みや疑問に親身に対応いたします。お気軽に相談してみてください。

    SNSでもご購読できます。